ユーティリティソフトウェアとツールは同じ?違いを説明!

ユーティリティツールって、同じ? それともも違う?という疑問を抱く人が多いのではないでしょうか。この問題をひもとくためにはコンピュータの歴史を知る必要があります。つまり、本質を極めることが肝要です。そうでなければ「知ったかぶり」になってしまいます。

【コンピュータの歴史】

コンピュータが出現したともにオペレーティング・システム(=OS)が提供され人々は先を争ってユーザープログラムを開発してある業務システムの開発を行ったものです。当時はOS以外のソフトウエアは殆どなく自分たちで開発して準備しなくてはならない状況でした。しかもハードウエアにおけるデバイスはメーカー毎に異なることが多く、しかも紙テープ、磁気テープ装置、リムーバルディスク装置、固定ディスク装置等に関しても種々雑多で非常に面倒で大変な時代でした。テープ装置、リムーバルディスク装置などを利用可能にするためにはイニシャル・プログラム・ローダー(=IPL)を付加させてシステム・テープ或いはシステム・ディスクを作成しなければなりませんでした。データ・ディスクはIPLは不要ですが・・・。そのためには業務処理を行うプログラムの他にテープPREP(=Preparation)、ディスクPREPというプログラムを用意して上で前もって実行する必要が会ったのです。このように業務以外のプログラムは業務に依存せずにどの業務にも使用できるものでした。つまり、公用という意味を込めてユーティリティと称した経緯があったのです。ユーティリティは公用性があり、補助的な機能を補完することでコンピュータの利便性を格段と向上させたのです。当時はツールという言葉はなかったと記憶しています。仮にあったとして、ソフトウエアを構築する上で、大工道具での道具と同じ役割を果たすものをツールと呼んでいたと思われます。

上位レベル アプリケーション・ソフトウエア等 人間の言葉に最も近い言語
中位レベル ユーティリティ 中間的な位置でいろいろな言葉が使い分けらる
下位レベル オペレーティング・システム(=OS) コンピュータが理科する言葉、つまり機械語

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【現代】

ハードウエア面での発展は目まぐるしいものがあり、隔世の感があります。巨大なサーバー群からノートパソコン、タブレット、スマホまで非常にコンパクト版が世に出ています。ハードウエアに伴うOSもWindows、macOS、Linux、IOS、Android等、実に多くのOSが出回っています。OSがいろいろということで、ユーティリティもそれぞれのOSに適合したものとして殆どが標準的なソフトウエアとして既に組みこれています。これらの層の上位レベルとしていろいろな業務アプリケーション(簡略化してアプリとも称す)が作れられて利用されています。利用に関しては一人ひとり好みがあるため、標準的なものではないものを利用したい場合はフリーウエア、シェアウエア、或いは市販されているソフトウエアを購入して各自思い思いに置換する作業を行って自分好みの環境を構築していることが一般的です。

ユーティリティの種類】

ここでユーティリティについて整理しておきましょう。

1 時計に関するユーティリティ 現在時刻表示、アラーム機能、ストップウオッチ機能等

2 比較に関するユーティリティ 複数の文章を指示に準拠して比較するソフトウエア
3 バイナリーデータ取扱ユーティリティ いろいろなバイナリデータのチェック、バイナリ編集エディタ
4 アーカイブに関するユーティリティ ファイルの圧縮、解凍展開等を行う
5 変換ユーティリティ ファイルの書式化、別書式への変化
6 ファイル/フォルダ管理ユーティリティ ファイル/フォルダの総合的管理を行う

7 コンピュータ全体のメンテナンス・ツール ハードディスク、メモリ等を含めてシステム全体を保守
8 ディスクユーティリティ バックアップ等のソフト
9 ベンチマークソフト コンピュータの性能試験を行い測定するソフト
10 ネットワーク管理ツール ネットワークの診断を行って結果を提供
11 セキュリティソフトウェア アンチウィルスやスパム等のソフト
12 スクリーンキャプチャソフトウェア デスクトップの画像をキャプチャするソフト
13 ディスク圧縮ユーティリティ ディスクそのものを圧縮するソフト
14 キー配列ユーティリティ 自分好みにキーの配列を変えるソフト

15 マウスジェスチャー対応可ソフト マウスジェスチャーができろようにするソフト

 

「ユーティリティソフトウエア ツール 同じ? 違い」まとめ】

ユーティリティを意味している範囲は広くて公用性があって役に立っているソフトウエアであることが理解できると思います。

ツールはユーティリティの種類でも述べましたようにユーティリティの中でツールという言葉が使われたりします。この点がユーティリティツール違いであると言えます。

ソフトウエア構築を建物構築に例えて、構築する段階で使われる大工道具/工作機械がまさにツールということがいえそうです。

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