マシンビジョンとは その市場規模 ディープラーニングとの絡み

よく問われるのはコンピュータビジョンとどこがどう違うのかという課題です。

コンピュータビジョン ・・・ コンピュータを利用した画像処理研究を行うことをいいます。

マシンビジョン ・・・ コンピュータビジョン以外にロボットアーム等で接続されたコンピュータ・ネットワーク、あるいは多種多様な入出力デバイスを包含したシステムを対象とした範囲をいう。つまり、機械工学、光学、ファクトリーオートメーション、計算機科学等をトータライズさせた工学分野をいいます。ということで、適用範囲も広範に及び、様々なプロダクトの検査があります。例えば、自動車、食品、医薬品、ICチップ等があり、人間が検査を行う代わりにマシンビジョンシステムが行うことになります。マシンビジョンを構成しているものに、デジタルカメラや画像処理ソフト等があります。

【マシンビジョンとは】

マシンビジョンとは以下のように定義されます。コンピュータビジョンの応用版といえます。マシンビジョンシステムとはベルトコンベア上の物体をカウントしたり、シリアル番号を読み取ったり、物体の表面に傷の有無を調べたりするタスクを実行します。そういう意味でタスクはかなり限定されたものになります。多くの製造メーカーはマシンビジョンを導入して、高速かつ細部に亘って目視検査を絶え間なく行うことが出来るメリットを産み出します。人間が行うと作業が長時間にあれば、そうはいかないのが実情です。短時間であれば人間が行うほうが良い場合があります。マシンビジョンシステムにおけるカメラは人間の目と同じような働きにはなりません。人間と違って個々のピクセル単位を知識データベースやパターン認識エンジンを利用して結論を導くシステムを採っています。

【マシンビジョン市場規模】

グランドビューリサーチのレポートによると、マシンビジョンの市場規模は2025年には182億4000万ドルに到達するであろうと見込んでいます。マシンビジョンの需要が伸びる要因として、短時間で膨大な情報量を処理する能力に起因していると考えられます。このことはメーカーはますます欠陥が極度に少ない製品を製造していく必要性が出てきます。具体的には視覚によって誘導するロボットに関するアプリケーションが望まれます。自動車業界、薬品業界、飲食産業などでは更に際立つ存在の業界といえるのではないでしょうか? マシンビジョンを構成するコンポーネント、すなわち、照明・レンズ・画像センサー・視覚処理デバイス・通信デバイス等がこれら複雑に入り組んだ工業的タスクを解決するサポートがますます重要かつ必須となってくると考えられます。その結果、知識データ、パターン認識エンジンが進化して、ディープラーニングの世界はより一層の深層学習が問われてきます。

     

 

ディープラーニング技術の進化と普及

前述したようにディープラーニングに関する技術はどんどん進化かつ普及、その結果ありとあらゆるジャンルに入り込んできています。ただし、安全性が保証されていることが非常に大切です。つまり、現在は安全性が問われないジャンルに限定されています。すなわち、音声認識、ニュースの配信、ターゲティング広告等に限られているのが実情です。今後は安全性に関する技術が追い求められてきます。安全性が保証されることが実証されれば、医療画像処理分野、顔認証分野等に導入されて一気に開花することが考えられます。そうなれば、AIは数々の分野に進出して人間の営みに影響与えること間違いなさそう。

しかしながら、技術等の進化は100年がかっての2万年に相当するスピードで進んでいますので、心しておくことが肝要だと考えます。