
マイクロソフトのオフィスは機能別(ワープロ(文書作成ソフト)、表計算を行うソフト、データベースのシステム構築するソフト、プレゼンテーション)に構成されています。パーソナル版、プロフェッショナル版、あるいはエンタープライズ版ということを皆さんはご存知ではないでしょうか。この構成で価格体系がマチマチになっています。ユーザーからみますと、結構、要望とはなかなかマッチしないのではないでしょうか? はじめは文書作成と表計算のソフトが当面必要と思ってパーソナル版を購入しますが、ときたま、プレゼンテーション用のソフトが欲しいと思っても少々困り果てたという状況に陥る経験があるのではないでしょうか?
そこで、サン・マイクロシステムズ社が1999年具体的にこれらの課題を解決するために動き始めました。オープンであるべきという考えを軸にして開発したのがオープンオフィスで、2011年には最終バージョンをリリースすると同時にプロジェクトは解散しました。OpenOfficeは無論、無料です。しかも、Ms-Officeとは互換性があり、使い勝手の面でも良いといえます。Ms-Officeとの対比表を表示します。
OpenOffice | Ms-Office | |
ワープロ(文書作成) | Writer | Word |
表計算 | Calc | Excel |
プレゼンテーション | Impress | PowerPoint |
データベース | Base | Access |
作図 | Draw | —– |
数式作成 | Mat | —– |
【ダウンロード方法】
OpenOfficeを検索窓に入力して検索します。その結果、以下のような表記が現れます。
この表示画面がクリックの対象です。
のような画面が表示されます。右下のダウンロードというバナーをクリックすると、以下のような画面が現れます。
左側にDownload fukk installationと表示されている部分をクリックします。その結果、以下のような画面が表示されます。
表示されたフォールダを開くと、下記のような画面が出現します。これをクリックしますと、インストールが始まります。
その後はウィザードに沿って続行していけば、インストールは完了します。
【利用メリット】
まず、なんといっても無料であることです。次のメリットはOpenOfficeが有している6つの機能(Writer、Calc、Impress、Base、Draw、Math)が一画面で表示されている関係で、作業上の効率にメリットが出てきます。そして、Ms-Officeとファイルに互換性を持っていることです。たとえば、OpenOfficeで作業を終えた段階でファイルを保存する場合、何もしなければ、拡張子はodt、ods、odp、odbとなりますが、オプションを利用してdoc、xls、ppt、mdbなどの表示がありますので、各自適した拡張子を選択することができます。
利用しているところしては、信頼性が求められる公的機関や一部の大学等の教育期間が多いのが特長といえます。