Stable Diffusionを動かすにはぱそこんのスペックはWindows10以降で4GB以上のVRAM(ビデオメモリ)を備えたNvidia製のビデオカード(GPU)を装備していることです。またCPUに内蔵されているGPUでは、このソフトウェアやプログラムは動作しない。厳密にはCPUで動作させる方法などがありますが動作が遅すぎるのでおすすめはしません。
そういったパソコンをピンキリですが購入するとコストは30万程度になるでしょう。確かに中には15万程度の物もあるが結局スムーズな動作と言う点で30万円のパソコンより落ちるであろう。やはり高価な買い物なので「失敗したら」、「間違って購入したら」という事で購入を断念する方も多いと思います。
そこで便利なのがクラウド上のGPUです。
分かりやすく言うと自分のパソコンのスペックがなくともクラウド上でGPUを借りてしまえばよいという話です。結構この手法でStable Diffusionを利用している方は多いではないでしょうか。
使いづらかったら辞めてしまえば良いというのも利点です。
おすすめのGPUクラウドはGoogle Colabもしくはperparspaceです。
Google Colaboratoryとpaperspaceどっちが良い?比較
これまでのところ、私の機械学習の試験にはGoogle Colabを利用してきました。しかし、最近ではColabの性能が物足りないと感じ、Paperspace Gradientに移行することを選択しました。
この両社は価格、(GPUの)パフォーマンス、その他の特性についてどう違うのでしょうか?
Google Colabは機械学習の初心者でもプロフェッショナルでも最適なツールの一つだと感じています。環境の構築、データのアップロード(例えばGoogle Driveから)、コードの生成と実行、そしてそれを他人と共有(読むだけでなく協力も)するのが容易です。
★価格はいくらですか?
Google Colabは無料版もありましたが2023年5月頃にStable Diffusionは負担が多いため使えなくなりました。となると現在は有料版のみで利用する事になります。
2023年2月から日本上陸して早々の改定です。
有料版Colab Proを選択することにした場合、月額1,072円かかります。
1ヵ月で100コンピューティング以上を使うと追加料金となります。100コンピューティングという単位でどのくらい使えるかは分かりませんが体感では80時間ぐらいで消費している感じです。より速い強力なプレミアムGPU にアップグレードしたい場合は5,243円を支払う事によりColab Pro+となり500コンピューティングのより多くのメモリ、ハイメモリのマシンを利用できます。
Google Colab
Google Colabの有料版でも100コンピューティングを利用時間の枠をすぐに消費し尽くすことがあります。
★ パフォーマンスはどのくらいですか?
変わります。ColabのFAQによれば、さまざまなタイプのGPU(Colabで使用可能なGPUには通常、Nvidia K80s、T4s、P4s、P100sが含まれます)を使うことができます。どのGPUをどのくらいの時間使用できるかは保証されていません。
★その他の特性
Google Colabは、Jupyterノートブックでコードを実行するという点に集約されます。データをアップロード(Google Driveからまたは直接Colab内で)、コードセルを実行し、最終的には他人とノートブックを共有します(またはダウンロードします)。
他に特別な機能はありませんが、単にJupyterコードを実行する簡易なツールを探しており、CI、実験追跡、プロジェクト管理等が必要ない場合、これも一つの利点となります。
Paperspace GradientはColabの代替品として数日または数週間使用した後、違いについてみて見ました。
■価格はいくらですか?
Paperspace Gradientには料金プランが無料、8ドル、39ドル、大企業向け費用と4つのプランが存在し、そのうちの1つは無料です。無料プランでは、以下のことが許可されます
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Google Colabと異なりまだ無料プランがあるのはうれしいです。また定額制8ドルプランでも充分Stable Diffusionが利用できます。6時間ごとに接続が切れますがすぐに他の接続先に変更し利用していますのでほぼ24時間1,150円(2023年6月の今のレート)使い続けられますので結構お得です。
■ パフォーマンスはどのくらいですか?
選択可能なCPUとGPUのインスタンスがたくさんあります(そして実際に選べます – Colabのように、どのタイプのGPUを得るかは分からない)。体感では特にどれを選んでも生成時間に物凄い時間が掛かるような感覚はない。8ドルのプランでは一枚複雑なものでなければ1~2分以内には生成できるという感じです。
■その他の特性
Colabの基本的な機能(Jupyterノートブックの実行のみ)は、Paperspace Gradientが提供するものの一部分です。
結論 プロジェクトとモデルの管理について、Paperspace GradientはGoogle Colabよりも多くの機能を提供します。100コンピューティングなど制限がかかるのは利用者にとってやはりとても気の使う目の上のたんこぶでしょう。Google Colaboratoryではコンピューティングを消費しないように一度接続を切ったり、あまり使わないようにといちいち考えなければいけません。ストレスを感じず6時間単位で接続ができるpaperspaceが私はおすすめです。 |
[…] PaperspaceでStableDiffusion WebUIを利用する方法について解説します。Google ColaboratoryとPaperspaceの違いについてはこちらの記事を参照してください。 […]