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どうすれば短期間で効率的に実用的な英語を使えるようになるか?

投稿日:12月 2, 2023 更新日:

如何にして限られた時間内に実用的な英語が使えるようになるかという点に的を絞って論じます。いろいろなご意見があって然るべしです。あくまで、私見として述べます。まず論点を以下のように絞ります。

どんな英語を対象にするのか

実用に耐える学習とは何か

学校で習う英語と実用レベルに達した英語とは何がどう違うのか

実用レベルとは具体的には何か

以上の4点について述べてみます。

どんな英語を対象にするのか

私が述べる種類の英語とは、道端で尋ねられる程度の日常会話程度の英語などは対象としていません。そんな問題で国民に英語を学ばせるなどは、資源の無駄以外の何者でもないでしょう。また、日本国内で得られる情報を扱うだけで済むような人たちにとっても、英語は必要ではありません。紙を切る必要の無い人にハサミが必要でないのと同じ論理です。しかし人を斬る武士には「斬れる刀」が必要です。そういう意味で、「英語を使ってプロフェッショナルな仕事をしよう」という人たちにとっての英語を対象にします。

実用に耐える学習とは何か

そもそも学校で教えるような教科は、大学を含めて、直ぐには実用に耐えられません。国語、数学、物理、化学、経済云々全て「既に存在するやり方を一通りなぞる」ことしか学校では教えないからです。その中で実用に耐えるまで鍛えられるものは、就職して企業に入り、上司に散々怒られながら「身に付けて行く」ものだけです。英語などはその最たるもので、実戦して鍛えなければ全く使い物になりません。実践では話になりません。とにかく実戦して鍛えることが肝要です。このことは国語、数学においても全く同様です。

学校で習う英語と実用レベルに達した英語とは何がどう違うのか

学校で習う英語と実用レベルに達した英語とは何がどう違うのか
それでは学校で習うものと、実用レベルに達したものとは何がどう違うのでしょうか? 一言で言えば「時間軸」です。これは実戦で要求される時間軸のスケールが学校教育のものの何十倍も早いからです。たとえばビジネスで英語を使用する時には「日本語を扱うスピードかそれ以上」の実力が要求されます。理由は簡単で、企業で働くホワイトカラーにとって「時間こそがコスト」であり、時間を必要以上にかける事は即ち「損害」だからです。同時に間違った英語を使用して誤解を生んだりすることは、当然問題外(死活問題)となります。「正確に早く」これが実用英語といえるでしょう。

実用レベルとは具体的には何か

実用レベルとはプロスポーツレベルということを意味します。これはスポーツの世界と共通です。ワールドカップなどを見るとよく理解できます。ボールをうまくトラップできることだけでは、プロサッカーで通用しません。相手の動きを見ながら、どれだけ無駄の無い動きで、どれだけ早く正確にボールをコントロールするかが勝負だからです。これを英語のディベートに当てはめて見ます。例えば以下のように列挙します。

1)相手の言っている表現+内容を片方でしっかり聞き取りながら、
2)その裏(行間)にある相手の「言いたい事」を読み、
3)同時に、相手の表情や発言を聞いている第三者の反応を確認し、
4)同時に、自分の用意してきた資料と対比し、
5)同時に、頭の中で自分の次の発言のストーリーを展開し、
6)同時に、発言の機会をうかがう。

いよいよ、発言するときには、

1)分かりやすく言葉を慎重に選びながら、
2)相手に不用意な発言の機会を与えないくらい早く、
3)相手の目を見ながら、
4)相手や第三者の反応も把握しながら、
5)はっきりと大きな声で発言する。

このようなことが「学習」でなく「練習」せずに出来るでしょうか? 「練習」しても「熟練」しなければできないはずです。またこういった場面における英語はあくまでツールであり、ツールの使い方に意識が行っていたのでは、話にならないのです。「リスニングやスピーキング能力の向上のためには脳のサブコンシャスの部分を鍛える必要があるため」と専門家もおっしゃっている通り、英語を「使うため」には、英語という「スポーツ」を練習し習熟せねばなりません。

それでは、英語の学校教育はどうすればよいか?

それでは、英語の学校教育はどうすればよいか?
それでも学校である程度英語を習熟したいということであれば、「英語だけを使ったディスカッション」をお薦めします。当然英語を習熟している教師が必要です。

あらかじめ議題を決めて、一週間程度の準備期間を生徒に与える。その際、必ずChair Personを決め、使用されると思われる語彙のリストを前以て渡しておくことです(ここが重要)。そして授業時間には、グループごとに時間を区切ってのディスカッションを開催する。各生徒は発言回数とその内容により点数を貰う。また機会を見て、校外ディスカッション、インターナショナルスクールなどとの合同ディスカッションなどを開催するともっと効果が上がるでしょう(本来なら学校の英語教師同士でこういった場が設けられていれば、モデル・ディスカッションも開催できるでしょう)。

方法論はさまざまですが、ポイントは「英語を使って、xxxする」という箇所です。つまり、英語が「脳のサブコンシャスレベルまで浸透する」ような学習方法をとることだと思います。

最後に英語のインターネット・フォーラムなどに投稿したりすることも、スピードはそれ程要求されないにしても、非常に良い訓練になると思います。最近では英語のメールで仕事をする必要のある人が、飛躍的に増えているはずですから、予行演習としても最適だと思います。このような試みを各学校で試行することを提案します。

→ 日本人が英語下手な要因は、翻訳文化の弊害かも・・・!?

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